エンディングノートを家族に残す意味

終活の流れで、最近はエンディングノートというものも出てきました。遺言書とは何が違うの?そんな疑問も出てきますよね。家族に残すメッセージとしての正しいエンディングノートの書き方などををご紹介していきます。

まずエンディングノートとは

エンディングノートとは残りの人生をどのように過ごして、どのような終わり方をしたいかを書き記すノートです。そして家族が困ることが無いようにお金のことや重要書類のことや連絡先などを遺していきます。これを家族が読んでその通りにすれば事がスムーズにいくというわけです。

これがあるか無いかによって、残されたご家族はエンディングノートを書いた方の希望に沿って物事を運ぶことができるわけです。

書き方には決まりはありません

法的に有効となる遺言書とエンディングノートは違います。そのため書き方に制約はありませんから好きなように書けるのが特徴です。

死んでしまった後の事だけでなく生きているうちにしておきたいことを書いても良いでしょう。

映画“最高の人生の見つけ方“ではモーガン・フリーマンとジャック・ニコルソンが末期の患者の同じ病室になったことで死ぬまでにやって起きたいこと“The Buckest List“を実行していきます。

つまりダイイングメッセージとは異なり、人生を最後まで謳歌するためのノートと言えるでしょう。

家族が知っておきたいこと

個人情報的なことは家族といえどもあまり知らない事が多いです。そんな情報を書き記すのは家族としてはありがたい事です。

例えば通帳/証券/パスワード/保険/年金についてがあります。これらが分かっていることで家族は非常に助かります。

そして仮に意識がなくなってしまった後に、“延命措置をしてほしい“や“自然死のままでいたい“と書くことで、その意思を尊重されることになります。

葬儀の時には「盛大にしてほしい」や「質素に家族葬にして欲しい」と書けばその通りにする事ができます。

書くときのポイント

このエンディングノートはいつか家族に見てもらうことになるものです。ですので、わかりやすく書く必要があります。そして何度ででも書き直しても構いませんから、納得いくところまで書いて見ましょう。

書き始める時期

エンディングノートを書き始める時期としての決まりもありません。ちなみに遺言書の場合は認知症が発症してからは作成が出来ません。本人の意思を曲げられる恐れがあるからです。とはいえメッセージとして残すものですから、意思がはっきりとしている時に書き記すのが良いでしょう。

保管場所

遺言書の場合は改ざんの恐れもあることから、公的なところで管理することを勧められますが、エンディングノートの管理する場所にきまりはありません。

しかしせっかく書いたのに見つけてもらわなければ意味がありません。見つけやすいタンスの引き出しでも構いません。誰かの目に触れるようなところに置くようにしましょう。※金庫などに入れてしまうとロックが掛かっていると開けられない場合があります。ですので、鍵などが無いところが良いかと思います。

汎用で購入できるエンディングノート

エンディングノートとは書き方には決まりはないと記しました。ですから白紙に好きなことを書いても良いわけです。しかし、いざ書き込もうとすると。「何を」「誰に」「どうする」など筆が進まないことも多くあるかと思います。

そこでですが現在は文具メーカーからなど様々な会社からエンディングノートというのが販売されています。テンプレート形式なので、そこにご自身がテーマに対して書き込んでいくわけです。

エンディングノートの選び方

エンディングノートの価格差もありますが、特に高価だから良いというものでもありません。残される人のために分かりやすくするということが大切になります。

「ダウンロード版」というものもあります。一見手軽に思いますが、データ自体がパソコン端末に収納されるため、これもパソコンにロックがかかっていると開くことが出来ませんし、どこのフォルダーに入っているのかを探さなければいけないというデメリットがあります。「ここに入っているからね」と周囲に事前に知らせておかないと、最悪は発見されないまま終わってしまう可能性もあります。私自身の意見としてはアナログな「ノート」の方が発見も容易ですから、こちらをお勧めします。

説明と書き込み式になっている物があり価格は数百円程度から販売されています。ダウンロード版は少々お高く数千円~となります。

購入方法

エンディングノートの購入方法としては書店、もしくはネットでも購入が出来ます。ネット購入は手軽で便利なのですが、中身がよく分からないデメリットがあります。書き込み式の場合には「書きやすいもの」ということが大切ですから、やはり書店で中身を確認して判断して購入するのが良いと思います。

ダウンロード版に関しては、書き込みのしやすさといったメリットを含めて、ネット上で説明がありますから内容も判断しやすいと思います。しかし先にも書きましたが、発見されるかどうかの点でのデメリットもありますから、物として残すかデータとして残すかどちらが良いか選択する必要があります。

引用:NHK出版 https://www.nhk-book.co.jp/detail/000061992452017.html

まとめ・家族とのコミュニケーション

エンディングノートは残される人のためへのメッセージとしては有効です。物事がスムーズに進みます。しかし、ただ単純な情報として書き記すだけでなく、それ以外にも家族同士のコミュニケーションは欠かさない方が良いと思います。

親と子として多くふれあうことは大切なことと感じます。私自身の親もそうでしたが、年齢を重ねるにつれて物忘れが多くなります。そしてほんの少し前の思い出も書き換わってしまうこともありました。少し寂しく思う反面、少しでも思い出として残るように近くにいたいと思う気持ちも強くなりました。

まだ記憶がはっきりとしているうちに、書き始める時期にも注意して残すと良いでしょう。

遺言書作成のすすめ

家族のことを思うなら、その資産について「遺言書」という形で残しませんか?

なぜ遺言書が必要なのか?遺言書の意義などを分かりやすくご紹介していきます。

遺言書は遺書とは違い法的効力のあるもの

遺言書とはいわゆる遺書とは違い法的に効力のあるものですが、それは誰にでも書くことの出来るものでもあります。遺言書には二通りの書き方があり、「自筆証遺言書」と「公正書遺言」というものがあります。

何故遺言を書くのか?

昔の民法では、その家の長男が全てを受け継ぐことが多く全ての資産を長男が守るのが当たり前でした。しかし現在は時代が変わり、相続分も長男が全てとはならなくなり、法定相続人で分配するような形になりました。

被相続人はその資産の分配を自分の意志で決めることが出来るということが出来るということです。

例えば家屋は分割をすることは出来ません。遺言書が無ければ相続人同士が家屋のことについてもめるかもしれません。そこで遺言書に「〇〇に家屋を譲る」と記載があればその相続人が譲り受けることが出来ます。このようにトラブルを回避する目的もあるということです。

映画やドラマのような”愛人”や”隠し子”にというわけではありません。(笑)

自筆証遺言書と構成証遺言は何が違うのか

自筆証書と公正証書の大きな違いは、自分で書くのか専門家(弁護士・司法書士)や公証人の元で書くのかの違いです。

自筆証のメリット

  • 自分の好きな時に書くことが出来る
  • 作成するための費用を支払わなくていい

自筆証のデメリット

  • 法的効力のあるものなので、書き方を間違えると無効になる
  • 改ざんや偽造の恐れがある
  • 破れてしまうと効力が無くなる
  • 家庭裁判所で検認申し立てをしなければいけない

※遺言書は相続人であっても勝手に開封出来るものではありません。家庭裁判所で検認の手続きを取ってから開封することが出来ます。

公正証書のメリット

  • 改ざんの心配がない
  • 原本を保管してもらえる
  • 専門家・公証人の元で間違いのない遺言書が作成が出来る
  • 相続開始後に、すぐに名義変更などが出来る

公正証書のデメリット

  • 管理や更新の費用がかかる
  • 作成のために弁護士・司法書士・公証人への費用・手数料がかかる

いつ遺言書を書き始めるのか?

遺言書の作成時期というのはいつからというものはありません。しかしご自身がはっきりとした判断能力があるうちに行わなければいけないことです。

「何を誰に」など資産に関わることですし、家族関係や役割分担などを考えて作成しなければいけません

遺言書を作成したくても出来ない時があります。

  • 認知症になったら作成できません
  • 強要されての遺言書作成はできません
  • 意思が確認できないような状況であれば作成できません

認知症になってしまった場合というのは遺言書の作成が難しくなります。軽度な場合でしたら、専門家の指導で作成できる場合もあります。いずれにしてもしっかりしているうちが良いでしょう。

遺言書というのは自分の意志で描くものです。誰かに脅迫や強要されて書くものではありません。もしそういった遺言書であれば無効となります。

既に病院や寝たきりなどの状態で、意思疎通が交わせない状況にあれば遺言書の作成はできません。話が出来る、筆談が出来るかがポイントです。

どんな時に遺言書を書いた方が良いのでしょうか?

全ての方が遺言書を書いた方が良いわけでもありません。どういった時に遺言書を書いた方がいいのかご紹介していきます。

  • 財産と呼べる資産があるが、その分け方が決まっていない
  • 法定相続人が3人以上いると遺産分割がまとまりにくいことがあります。
  • 再婚をしていて異母兄弟がいる。
  • 資産の割合で現金よりも土地の割合が多い
  • 自分が決めた相続人に多く譲りたい
  • 相続人は複数いて、現金の資産が無くて不動産の遺産しか無い場合
  • お子様がいない場合(実子への相続が無く、兄弟が相続人となります)

以上のような内容で複数当てはまる場合は遺言書を作成したほうが良いかもしれません。

※どのように自分の資産を分配するかを決めることが出来るのが遺言書の良いところです。

遺言書作成の失敗事例

せっかく家族のために思って作成する遺言書であっても、法的効力が無ければ意味もありません。間違ったやり方をしないことが大切です。

事例

  • 自筆で書いたために書式などで不備があったりしたとき
  • 弁護士や司法書士といった専門家の元で作成していないため、遺産分割などがスムーズにできない
  • 税金などの支払いが複雑になってしまった

この原因となる多くは自分の考えで買いてしまったためによる記述ミスなどです。一度は専門家に相談されることをおすすめします。

遺言書の作成と流れ

弁護士・司法書士に遺言書の作成には約1月ほどあれば出来上がるでしょう。

  1. 必要書類の収集
  2. 資産の調査
  3. 文面の原案作成・被相続人へアドバイス
  4. 被相続による自筆証遺言の作成
  5. 公証人のチェック
  6. 公証役場で公正証書遺言書が完成

おおまかな流れはこういった感じです。

 

※遺言書が作成されたからといっても誰かの独り占めということではありません。

遺言書に相続させる人の氏名が一人だけあったとしても”遺留分請求”ということが出来ます。簡単にいますと一人占めは出来ないわけです。その他の相続人にも生活がありますから、その人たちの保障のために請求する権利があるわけです。

遺言の執行人を決めておく

遺言は中立に執行されなければいけません。相続人が執行するというのは公正中立とは言えません。たとえ家族といっても資産に関わることなので、変な思惑が頭をよぎることがあるかもしれません。それであれば家族とは関係のない中立な人を執行人として選ぶのが一番良いでしょう。

この場合の執行人というのは信託銀行であったり、弁護士や司法書士といった方が行うわけですが、そこには手数料が発生します。

例えば信託銀行の場合ですと100万円以上の報酬が発生したりします。司法書士の場合でも20万以上はかかります。この手数料には大きな金額の開きがありますから、執行人選びも慎重に行うべきです。

まとめ

現金や不動産といった資産がある方は特に遺言書の作成に関しては元気な時から気にかけておいた方が良いかもしれません。認知症が起きてしまったり、作成できるような状況ではなくなった場合に作りたくても作ることも出来なくなるからです。ご自身の資産を誰にどのように分配したいのか、明確にそれが分かっているのであれば早期に作成されるのが良いでしょう。

それも自筆でなく公正証書として作成されることが法的にも安心できますし管理にも心配がないのでおすすめ出来ます。

遺品整理の相場とは

遺品整理の相場価格

遺品整理は親族たちで行うことも可能ですが、実際のところ家が離れている場合は作業も難しくなり捗らないこともしばしばあります。そんな時に遺品整理業者を利用して片付けをされるかたも増えてきました。そこで気になるのが遺品整理の費用です。一体いくらくらいでやってもらえるのだろう… 知人友人から聞いた話でしかなく実際の金額が分からず、高額請求されたら怖い…と相談も出来ない方も多いかもしれません。ここではそんな遺品整理の相場価格をご紹介していきます

遺品整理にかかる費用

遺品整理にかかる費用としては作業費として人件費がまず必要です。広い間取りで大きなお家となると一人二人では作業出来ません。数人のスタッフが必要になります。1日で終わる作業もしくは2日かかる作業でも人件費が異なります。

次に遺品処分にかかる費用です。形見分けなどご家族様が引取りされる物以外で不要となるものが遺品処分となります。それらを家電・家具・金属・衣類・紙類・プラスチック・ガラスなど細かく分類することでリサイクル可能な物など仕分けていきます。しかし最終的にはゴミ処理になってしまうものは出てきます。このゴミ処理費用ですが一般廃棄物処理業者に依頼することになりますが、安くはないです。1キロ当たりの重さで収集するところと立米といって1立方メートル当たりの容量で価格を決めている業者があります。そして収集運搬を依頼する場合には、ゴミ処理の費用とは別に収集運搬費用もかかります。

これが大まかな遺品整理にかかる費用です。遺品処理になるものが少なくなればなるほど安くはなります。リサイクルしやすいものだけが残っていて、分別がしっかりできているというのもコストを抑えて出来ます。

混在している時が一番手間のかかる作業となりコストがかかります

一軒分の整理をしていて見かけの大きな物というのは作業に困ることは少ないです。タンスの中に入った洋服や本棚に詰まった本なんかも大したことはありません。一番手間のかかるのはキッチン周りです。食器とか鍋、調理用具、や乾物などの食物関連など、色々な物が混在しています。それらの仕分け分別は他のお部屋よりも時間も手間もかかります。リサイクルも難しい物も多いので、キッチンがギッシリと詰まっているようですとコスト高になりやすいです。出来るだけご家族で処理をされると費用が安くなるかと思います。余談ですが、誰も住んでいない家の場合は食物関連は早めに処理される方が良いです。過去にもありましたが、電気を止めてしまったために冷蔵庫の中の食品が腐敗してしまったことがありました。かなりの臭気で大変でした。 食物関連は遺品整理の中で一番最初に始めないといけないところなので、業者依頼をする前に事前にされることをおすすめいたします。

間取りによってもお家の大きさによっても費用は異なります

間取りで3LDKといっても、床面積が80平米の3LDKと120平米の3LDKでは全然違うと思いませんか?実際にもありましたが、120平米のお住いの3LDKの場合ですと、80平米に比べると一つ一つの家具が大きかったりしました。そうなると作業や使用する車両も変更しなくてはいけません。そういったことから遺品整理の料金表のようなものがあっても間取りだけでは分かることばかりではありません。そうなると必ず見積もりを取ってからでないと費用は確定できないということになります。

一般的な費用の目安

おおよそですが、現在の遺品整理業者の費用をリサーチしてみると1立米あたりの単価は10000円~15000円位で推移しているようです。(単価×荷物の量でおおよその金額が分かります。)ワンルームお部屋で荷物少な目の場合であれば3立米~ですので約35000円位~といったところでしょう。これはミニマムな最低な費用と思った方が良いです。足の踏み場もないようなお部屋もありますが、そういったお部屋の例ではありません。

一軒家や一軒分の遺品整理となるとガレージの中にも不要な物があったりと、家の中だけでは済まないこともあります。エアコンの取り外しが必要であったり、倉庫の解体が必要であったりと、付随するもろもろの作業も出てきたりします。そうなってくると最終的な費用ととしては一軒当たりは30万~50万位の出費は必要になるかもしれません。しかし業者によっては60万~100万位の見積もりをするところもあります。ですが、100万だから高額請求かといえばそうでない場合もあります。実際にそれくらいかかる内容もありますので、1社だけで決めるのではなく2~3社くらいの見積もりはあっても良いでしょう。しかしただ安いというだけで選んで失敗することもあるので、きちんと業者の人間と対話をして契約することが重要です。

費用を安くするための工夫

遺品整理の費用が思った以上にかかるなと感じられたなら、遺品処理の中からで売れるものは売るということをして費用を抑えるのも工夫の一つです。しかし「何が売れるのか分からない…」と悩まれる方も当然いるでしょう。あれこれネットで調べておられる方も多いです。時計や貴金属といった分かりやすい物は誰にでも見つけることは出来ますが、実はそれ以外にも買取出来るようなものはあるんです。しかし一般の人にはゴミのように映って捨ててしまっている事例も結構あります。後から聞いて「捨ててしまった」とお話を聞くことが多いです。そうなることを避けるのであれば遺品整理を始める前に遺品買取りから始めることが良かったりします。遺品買取で安く抑える

まとめ

遺品整理の相場とは業者によっても異なります。作業の内容によっても追加費用がかかりますので、実際に現地で見積もりを取ることが必要です。見積もりを依頼する業者は2~3社くらいあれば十分相場価格を把握できると思います。そして業者選びはホームページの内容を鵜呑みにせず、実際に対話することで選ばれることをお勧めいたします。

スウェーデン式の死の片付け、遺品を残さない親心

スウェーデン式の生前整理

スウェーデンでし死の片付けと呼ばれる生前整理が話題になっています。遺品整理自体が世界のどこの国でもあることで、自分が死んだ後の片付けは誰がするの?という発想のようです。

この片付け方というのは、以前に日本で話題になった断捨離に似た考え方でもあります。一体どのようなことなのかをご紹介していきます。

自分の死後の荷物

自分が死んだ後は遺品として家族に扱われるわけです。自分がどれだけ大切にしていたコレクションであっても、お墓の中まで持っては行けません。これらのものが自分にとっては大切であっても、家族にとっては大切となるかわかりません。そういった自分が大切にしていた品物を家族は扱いに困ってしまうということです。

仮に私自身が大切に集めてきた“伝統こけし“のが数百本あったとします。私が死んでしまった後にはこのこけしの処分で家族は困ると思うのです。捨てて良いものなのかどうなのかで。はっきりいって誰も欲しくないですよね。このように家族を悩ませる遺品が非常に多いというわけです。人が困るようなものを残さないということですね。

生前に自分の意思で処理をする

家族を悩ませる遺品となるものは自分で処理をする。一つしかないダイヤの指輪が残っていたら、兄弟や姉妹で「誰がもらうの?」と揉めるかも知れません。それであれば自身で売却するなどして現金にしておけばトラブルになりません。お金であれば分け合うこともできますし。

そしてなにより、がらくたのようなもの処理を家族に負担させることが無く済むということです

遺した物の処理を家族に伝える

ある程度の整理が済んでミニマムな状態になって、最後に残ったものはどのように処分して欲しいかを「エンディングノート」のようなもののに書き記していく。こうすることで、家族はその意向にそって処理ができるわけです。

何もわからない状態だと何から手をつければ良いのかわからなくなってしまうわけです。

断捨離の考え方

断捨離というのは簡単に言うと、不要なものを処分してシンプルに暮らす考え方です。スウェーデン式死の片付けにも通じるものがありますよね。

同じ物を持たない。着ていない洋服や、最近はもう使っていないものは処分をする。使える使えないではなく、「使っていないもの、来ていないもの」を処分の対象として処理をするという考え方です。だからといって全てをゴミ処分ということではありません。リサイクル/リユースに出せばまた次の持ち主が十分利用をしてくれるはずですから。

親心で片付け

自分が生活で使っていた家財道具の片付けのために子供達など家族が集まって何ヶ月も整理させることを考えたならば、私もその時が来る前に整理をしようと思います。休日返上で自分の片付けのために来てもらう。近くても遠くても大変なことには変わりません。

文句を言われながら片付けをしてもらうというのも心が痛みますよね。それであれば率先して自分で片付けを始めると思います。何より他人には見られたくないものや自分んだけの秘密のようなものは誰しもあるかと思います。それを自分が居なくなった後に知られるというのも嫌なものです。であれば自分でするのは至極当然となるわけです。

子供達や家族に負担を掛けない最後の親心というわけです。

自分が死んでしまって家族は悲しむとは思いますが、遺品のことで困ることはないのがスェーデン式のようです。

いつから始める?

このスウェーデン式死の片付けだけのことではありませんが、生前整理を考えるのであれば70歳を過ぎればそろそろ意識して片付ける必要があります。高齢になるに連れて身体も思ったようには動きません。せいぜい一日3時間が限界でしょう。その3時間でも若者とはペースも違います。

あまり遅い時期になると片付けに明け暮れてしまうので、早い段階からされることをお勧めいたします。

そしてもし高齢のご家族様がいて、「親が家を片付けてくれない…」と、実家の片付けが進まないことで悩まれているようでしたら、片付けアドバイザーの肩書の方がいますので、その方のカウンセリングを始めるのも方法の一つです。

 

 

生前整理後のシニア向け住宅への住み替え

生前整理後のシニア向け住宅への住み替え

 

最近はシニアの方々専用の住宅というのが増えているそうです。シニアの方々のための設備やコミュニティ環境や生活相談などが整い住みやすいと評判の住宅です。どのような暮らしぶりなのかをご紹介していきます。

施設内のアクティビティ、サービスが充実

  • ●スポーツ
  • ●レストラン

住宅の中にはスポーツ施設が充実しています。テニスコートや卓球台があったり、室内ゴルフ施設があるところもあります。

食事ではレストランの施設が入っていて、入居者の選択によって食事を選んで食べることが出来るようなところもあります。

コミュニケーションのメリット

同じ世代くらいの人同士が入居していて、スポーツや食事を一緒に楽しむことが出来るのが一番のメリットといえるでしょう。もし一人で暮らしていたら活発に外に出て多くの人と触れ合う機会を自ら持つようにしていたでしょうか?このような施設なら自然と入居者同士がコミュニケーションを取ることも可能です。そうすることで活き活きとした暮らしを送ることも可能になるでしょう。そしてそれが生きる活力となるのです。

車や電車に乗って外へ行かなくても、施設内でも十分に楽しめる環境が整っているというのは非常に暮らしやすいものですね。

老人ホームとの違い

シニア向けの住宅というのは介護が必要な方が住むところとは違います。ですので、介護スタッフがいるわけではありません。あくまでもシニアの方々が暮らしやすい住まいをコンセプトに作られた住宅ということです。

少ない費用で入居可能な賃貸型シニア住宅

シニア向け住宅の中にはデイサービスの会社が賃貸物件として出している施設もあります。下にはデイサービスがあり、上の階に住居があるわけです。食事の提供や安否確認、生活相談などが受けることが出来ます。一人暮らしの老人の場合、ご家族は安心出来ますね。

入居の費用

入居に関して一番気になるのがお値段のことかと思います。施設が充実すればするほど費用もかかってしまいそうです。実際のところ入居するための準備金としては高いところでは1000万単位のお金が必要になります。月々の費用はといえば1人約9万円~ということです。この中には食事の費用も入っていたりします。二人であれば18万位~のようです。

賃貸型の施設は準備金は必要ないところもあり、比較的に費用は少な目に入居出来ます。しかし一か月にかかる費用は9万円位~の厚生年金で賄えるくらいが相場なようです。

費用の工面

こういったところに入居される方は、事前の貯蓄や厚生年金以外にも個人年金を積み立てていたりもするそうです。準備金にお金が必要な場合などは、それまで住んでいた自宅住宅の売却をしてそのお金を当てたりするようです。この辺りはやりくりが色々必要になりそうですね。

高齢者の住み方を考える

以前は子供たちと一緒に暮らしていた大きな家も巣立った後に残った家というのは、少ない人数で暮らすには持て余したり管理しにくかったりします。生前整理の一環でお家を整理するということも考える必要があります。高齢になるにつれて今まで出来たことが出来なくなる。そういった時期を迎える前に暮らしやすい家を見つけるというのも大切なことかもしれません。暮らし方は人それぞれ好みもありますが、高齢者の住宅のための新聞(WEB新聞)というのがあります。高齢者住宅新聞 住宅のことからセミナーや医療・介護についての新聞です。このようなところから情報を拾うのも効果的でしょう。

住替えをするのであれば生前整理から

もし住み替えを決意されるのであれば、まずは今のご自宅の生前整理から始めなければいけません。お住まいが小さくなるのであれば今ある荷物を整理しなければ全部は持って行けないはずです。身軽にすればするほど、その後の整理整頓が楽になっていきます。

まとめ

最近増え始めているシニア向け住宅ですが、スポーツ施設や周りの人とのコミュニケーションが取りやすいと暮らしやすい環境の住宅のようです。準備金などまとまった費用が必要な施設もあれば賃貸型の施設もあったりとケースバイケースのようです。より多くの情報を集めて今後の暮らし方を考えれば、もっと活き活きとした暮らしが待っているかもしれません。

 

生前整理のやり方

生前整理のやり方

生前整理というと仰々しくも聞こえますが、身の回りの整理とも変わりはありません。人は誰でもいつかは死が訪れます。遅かれ早かれ来ることは間違いありません。遺品整理というのは残された側の人が行うわけですが、生前整理というのはまだそこに居る自分が行うものであります。残される人たちに負担をかけないかけないようにというための整理でもあります。そして遺産として残すものがあればそれらを整理して相続人に渡す準備も必要になります。

家財道具などの整理

生活の中で使わないもの、いわゆる不要な物を処分するというのは早い時期から進めても良いでしょう。”断捨離”という言葉も一時期流行りましたが、不要な物を整理してシンプルな暮らしをするということです。歳をとってくると若い時のように、あれもこれも出来なくなってきます。部屋の中が混沌としているというのは管理に手間もかかるというものです。重複したアイテムや半年以上使っていないようなもの処分することでスッキリとした暮らしへと変えることが出来ます。

食器の整理

 

食器類も家族が多かった時のままで、使っていない物があれば潔く整理しましょう。食器棚の中に多くの食器を重ねて収納するのは取り出しにくくもなり使いにくくなります。使っていない食器といえども埃は溜まりやすくなります。多くあることでそれらを洗う手間が増えることを考えると、やはり使わないものは減らすことが良いでしょう。

本や書類の

整理本類も長い年月のなかで溜まってしまうものでもあり、その処理にも手間がかかるものになってしまいます。「本は売れる」と思われる方も多いと思いますが、売れるものとしては”漫画”や”文庫本”や”小説”といったところが売れ筋です。古いガイドブックや百科事典、法律系の本などの専門書などは買い取りは諦めたほうがよろしいでしょう。運よく無料引取りでもしてくれれば運ぶ手間が減り楽になりますが、断られた場合には何冊も重ねると重くて、一度に大量に運ぶことのできない面倒なものになってしまいます。地域の集団回収の日であったり資源ごみの日など、毎日出せないこともあるので、決まった日にまとめて出さなければいけません。もしそれができなければ、何日もかけて小分けにして出す必要があります。

本類、紙類も遺品整理の作業の中で大量に出る割合の多いものです。

ピアノの処分

全ではありませんが、ピアノもお家によっては持っていたりします。このピアノも全部売れるものかといえばそうでもありません。アップライトピアノでも重量250キロ以上はする代物で、簡単に運び出すことも出来ませんし、出せたとしても粗大ごみで処理することすらできないものです。

ピアノの中古買い取りをしてくれるものとしては”ヤマハ”や”カワイ”といった日本メーカーのものが中心ですそれ以外のメーカーは状態や年式によります。20年以上も前のモデルで有名メーカーでない場合は買い取りは難しいです。特に2本ペダルのものはもうそれだけで買い取りしてもらえないでしょう。2本ペダルは3本に比べてそれ以上に古いモデルだからです。

ピアノの買い取りしてもらえない場合に、有料で引き取りの場合の相場はおよそ35000円位からです。最安値でも25000円位はかかり、そういう業者を見つけるのも結構大変です。

洋服の整理

洋服も大体着るものは決まってきます。普段着ないものは処分することで、その収納に使っいたタンスも処分することが出来ます。遺品整理の作業を行ってきた中で、衣類がお家の中に占める割合は非常に多い印象です。高齢な方ほど来ていない洋服をあらゆる収納にぎっしり詰め込んでしまっている事例も多くあります。これらを処分することで、スペースも収納も別のことに活用が出来ます。

多くの物に縛られてしまうと自由がきかなくなります。そしてその全ての物をお墓の中まで持って行くことは出来ません。物(物欲)との決別をすべきでもあります。

もし整理ができないというのであれば、上に書いたような事柄は残された方々が処理することになるからです。

誰しもそうですが、子に負担をかけたくない。であればいち早く整理することをおすすめいたします。

まとめ

生前整理は急いでまとめてすることはありません。生活の中でゆっくりと少しずつ整理するだけでもいいんです。残される人に少しでも負担を少なく。そしてシンプルで暮らしやすい生活のため、自分のために行うものでもあるのです。

実家の片付け方

実家の整理のススメ

実家の荷物がかなり増えているなと思ってもなかなかそれを親に進言して、そして実行に移せるところまでに至らないことがあり、そういった悩みを抱えている方も多いかと思います。どのようにして整理を進めていけば良いのでしょうか。

聞き入れてくれない親

これはよくあることですがいくら子供が親身になって「そろそろ片付けしたら~」と言ってみても、なかなか聞き入れてはくれません。古い世代の人たちは特に物を大切にしがちですから、捨てるということが出来ない。知人・友人からもらったものも捨てることが出来ない傾向にあります。

しかしこういった溜め込み癖が良いことかといえばそうでもありません。高齢になるほどごちゃごちゃした中での生活は負担が増すばかりです。ですので、子供とすれば、時間がかかるかもしれませんが説得を続ける必要があります。やみくもに「やれ、やれ」だけでは理解してもらえませんから、なぜ整理したほうが良いのかや、シンプルな暮らしの方が楽であることを説明して聞き入れてもらう必要があります。

使わない贈答品

人からの貰い物で「使うと悪いから」とか「もったいないから」と使わずに何年も置きっぱなしにして、結局カビを生やしてしまい使えない状態になっているものをよく見かけます。これが一番もったいないことだと感じます。使わないのであれば使ってくれる人を探すのもいいかもしれません。「地域のバザーに出そう」「フリマに出そうよ」と促してみるのも悪くありません。

貰ったらしまい込む習慣を無くして、すぐに使うか人に譲るような習慣を持つことが溜め込まない結果に繋がります。

忍耐強い心

親の家の片付けをしようとしたら、結局は忍耐強く促すしかありません。途中で諦めたらそこで終わり、その気になってくれるまで(頭ごなしでなく)話しかけることが大切です。対話があってこそ進展があるのです。

元気なうちに片づけることのメリット

 

親が元気なうちに整理をするということは、どこに何があるのかを把握できることでもあります。重要な書類の場所や預貯金についてもそうです。最近ではデジタル遺品といってパソコンの端末に重要な情報が入っている(ネット証券など)場合があります。パスワードが分からない場合はロックがかかり読み取ることはできません。そういった場合は専門業者に依頼をして解除しなければ開くことはできません。

何も知らないというのはそういった苦労が後からやってきます。このような状況にならないためにも、普段からのコミュニケーションはもとより整理整頓で貴重品の管理が大切です。

高齢の親に住み替えの提案

家の住替え

2014年から4年位の間に国民生活センターに寄せられる遺品整理に関する相談は1万件ほどあるそうです。遺品整理でこんなにも多くの人が関わっているわけです。整理にかんすることは亡くなられてから考えるばかりではなく生前の時からすでに話し合っても良いことかもしれません。そこで一番目のことが住宅についてです。家族が多い時には大きな家でも良いですが、子供さん達が巣立った後の家というのは管理など手間もかかったりするものです。高齢者にとっては掃除や整理というのも苦労が絶えないというものですから、家の住替えというのも一つの選択肢と言えます。

使いやすい間取りの家へ

家族4人ほどの場合であれば3LDKもしくは4LDKといった間取りが適当でしょう平米数で言えば70平米~といったところです。しかしこれが夫婦二人、もしくは一人となってしまったらこの間取りは持て余してしまうものです。それではその余っている部屋はどうなってしまうのかというと、多くの家では物置状態になってしまうか、子供さんたちの荷物がそのままの状態で残っている状態です。たまに掃除もするかとは思いますが、大掃除までは大変で、埃を被ってしまうことも稀ではありません。

二人~一人の場合であれば、現実的に考えると1LDKで十分でもあるわけです。であれば、もっと楽に暮らそうと思えば住み替えも考えるべきだと思います。

小さな間取りのメリット

間取りが小さければ、お掃除などの管理がしやすくなります。一戸建てと比べた場合ですが、掃除機を持って上がったり下がったりの苦労もありません。若い時には苦にならないことが歳をとることで苦労に感じることは増えていきます。さらにお庭の手入れ。草むしりや枝打ちをしなければどんどん茂ってしまい、隣家にも伸び放題になってしまいます。数か月おきの手入れが必要です。マンションであっても広い間取りを管理するのは楽なことではありません。

小さな間取りというのは物も多く置くことが出来ませんから、全てがミニマム単位で簡単に管理が出来るというメリットがあります。

高齢者向けの住宅

高齢者だけの暮らしは色々な危険があります。若い人の感覚で”それくらいのこと”と思うことでも出来なかったりすることもあります。身体面でも、予想以上に弱くなっていることを知っておかなければいけません。高齢者でよくあるのが転倒事故です。そのことによる骨折。この骨折をしてしまうと、若者のように簡単にくっつきません。くっつかないことから”寝たきり状態”が始まってしまうわけです。そうなれば介護の生活が必要になります。

まず高齢者だけで快適に安全に暮らそうと思えば、安心できる家に住むということも大切です。玄関からお風呂まで、全ての場所に掴まれる手すりがあったり、段差が少ない造りになっているかということは重要です。

若者には分けない段差も、高齢者にとっては”それくらい”の段差も大変な場合があります。そのように考えると一戸建てや大きなマンションからバリアフリーの物件に移り住むというのも悪い話ではありません。

高齢者向けのサービス付き住宅というのもあって、安否確認や生活相談サービスが付いた物件も最近はあるそうです。介護付き老人ホームとは少し形態が違うようです。

老人ホームの場合のように、食事やお風呂の介助も職員がしてくれるわけではありません。

将来に向けての話し合い

思い出の詰まったお家ですから、例え苦労があっても親自身が自らその家を出ようと思う人は少ないと思います。親と子が別々で暮らす核家族化というのは、今では当たり前のようになっています。それであれば子供たちが親のより良い暮らしについて促してあげるべきではないでしょうか。大きな家で暮らすメリットとデメリットを説明したりして、より良く暮らせれる場所はどこなのか?を一緒に話し合う時間を高齢になる前に持つのも大事かと思います。