遺品整理で売れるものお教えいたします
遺品整理をするときに全てを業者任せにするとなるとそれなりに費用がかかるものです。節約術としては遺品の売却が一番のおすすめです。しかしどんな遺品が売れるのでしょうか?そんな疑問にお答えすべく、売れる遺品は何なのかについてご紹介していきます。
Contents
売れる遺品探し
遺品と言ってもすべてがゴミになってしまうわけではありません。形見分けなど親族の中で分け合うもの、そして不要と残るものがありますが、その中で中古品として再利用できるものはあります。しかし使えるから何でも中古品として売れるわけではありません。世の中の中古品としてのニーズにマッチするものでなければ興味を持ってくれません。
ではどんなものであれば売れるのかを探る必要があるわけです。
遺品の中古品としての特徴
遺品というのは高齢な方が残されているいうことです。つまり新しい物というよりも古いものが多いわけですね。中古品では新しものに価値があるものと古いものに価値があるものに分かれます。
一般的に売れるものリスト
中古品として売れるものとしていくつかのリストを挙げてみます。
- 家電
- 家具
- スマホやタブレットなどのモバイル機器
- ゲーム機器・ゲームソフト
- 音響機器・周辺機器
- お酒
- 健康グッズ・エクササイズ関連商品
- レディース用品
- ベビー・キッズ
- コスメ・美容
- メンズ用品(ナイキやプーマなどブランド品や衣類)
- ハンドメイド
- 日用品
- インテリア・小物
- 限定品・非売品
主に売れる物としてはこのような物が挙げられます。これは一般例ですがおおよそこのような物が中古品として売れやすいアイテムと言えますが、もう少し詳しく解説していきます。
家電製品
年式の新しい物、約5年以内のものが中古売買としては売れていきます。しかし遺品整理の中ではあまり高年式の家電製品が出てくる事例は少ないものです。そのほかパソコンや・スマホ・タブレットのような機器もあまり高齢者は使わないので持っている人も少ないでしょう。
家具
中古の家具で人気なのは「ブランド家具」です。こういったものであれば少々古くても買い手がつくので中古買取出来ます。しかしブランドでない家具の場合ですと買取というのは期待されない方が良いです。なぜかと言えば、運び出しに手間のかかる大型家具ですし、ノーブランドの古い家具の場合は簡単には売れないので、場所の確保も必要になります。そういったアイテムをショップも買いたがらないというのが理由の一つです。
最近は新品でも安い組み立て家具なども多いですから、ブランド家具のようなものでなければ中古家具としては売りづらいという背景があります。
食器などの日用品雑貨
遺品整理の中で厄介ともいえるのが食器などでしょう。使用品もあれば、贈答品などの「頂き物」を使用しないまま納戸にしまい込んでいるようなケースが結構あります。しかしこれを中古品として売却するといっても贈答品レベルで、さらに古いものですから一つずつに買取というのは難しい物です。このような場合はまとめて箱単位であれば売却は可能です。
お酒
古いお酒というのは中古で売ることが出来ます。もちろんこれは抜栓前の飲んでいないものです。しかし売れるお酒には種類があります。ビールのようなものは賞味期限切れの場合は売ることはできません。液漏れしているものも難しいです。
買取しているお酒の種類
買取を行うショップによっても種類は異なってくるのですが、おおよその買取をしているメジャーなものを挙げてみます。
ブランデー
- コニャック
- アルマニャック
- カルヴァドス
- その他
コニャック
ポールジロー ゴーティエ ジャンフィユー ラーセン ミュコー マーテル カミュ レミーマルタン へネシー クルボアジェ アルマニャック
シャボー カステルフォール シャトーロバート サンペ カルヴァドス
ルモルトン ロジェグルー シャトードブルイュ クールドリヨン 国産ウィスキー
余市 山崎 響 竹鶴 白州 サントリー知多 宮城峡 海外ウィスキー
- スコッチ
- バーボ
スコッチウィスキー
オールドパー シーバスリーガル マッカラン クライヌリッシュ スプリングバンク バルブレア バランタイン グレンモーレンジ ボウモア グレンフィディック グレンリベット グレンファークラス バーボンウィスキー
ブッカ―ズ フォアローゼス アーリータイムズ ジャックダニエル エライジャクレイグ エズラブルックス ファイティングコック ジムイーム ブラントン シーグラムセブンブラウン I.Wハーパー エヴァンウィリアムス シャンパン
ドンペリニオン ヴーヴクリコ アルマンドブリニャック モエシャンドン テタンジェ サロン パルムドール ベルエポック ゴッセ アンリジロー ボーモンデクレイエール ドゥラモット クリュッグ ハイパー ポメリー ボランジェ ローランペリエ その他 ワイン
ブルゴーニュ アメリカワイン イタリアワイン スペインワイン ボルドーワイン 焼酎
霧島 川越 真鶴 佐藤 白 佐藤 黒 百年の孤独 月の中 げってん 魔王 村尾 森伊蔵
こういったものがお酒の売買が出来そうなものです。
オーディオ・音響機器
オーディオ製品は新しいものが良いわけではありません。「グレード」が一番重要です。最近の小型の物よりも昔ながらの重量のあるようなものが人気。アンプやスピーカー、CDプレーヤーのようなものが特に値段がつきやすい傾向です。
プリメインアンプの場合はワット数の大きなものが(背面に記載してます。)評価が高いです。スピーカーは海外メーカーの物は人気。例えばJBLやタンノイといったようなもの。CDプレーヤーはヤマハやラックスマンなど日本メーカーでも高級機であればあるほど評価が高いです。
いくら新しくてもグレードの低いものはあまり評価が上がらない傾向です。
昔の方はオーディオファンが多いので、遺品整理をしていると結構良い物が出てくることが多いものです。
インテリア・置物・小物
置物や小物の中古品は価値が大きく分かれるもので、すべてのものが売れるとは言い難いものです。では「売れる基準」は何なのか?というと、”希少性”というものが鍵となります。どこにでもありそうな置物や汎用で作られるようなものには価値がつきづらいですが、しっかりとした作りで数が少ないものであれば売ることは可能です。
ブランド品
売るのに分かりやすいアイテムとして、「ブランド品」があります。エルメスやヴィトンやグッチなどが代表格ですが、このようなブランドの物は売りに出せばすぐに売れていくでしょう。空箱であっても買取りや引き取りもしてくれるくらい人気です。バッグだけではなくスカーフなども売却可能です。箱などもそろっていればポイント高くなります。
貴金属
遺品整理の中で売却すると一番高くなるのが貴金属です。最近は金も高騰していますから、数グラムだけでも数万円になってしまいます。一軒分の整理をしていると数十万単位の貴金属が眠っていることもざらにあるくらいです。貴金属が使われているのは特に指輪です。ネックレスやイヤリングやブレスレッドといったものはメッキの場合が多いです。理由は重量の出るものは製造コストがかかるので、貴金属を使用することは少ないのが理由です。しかし念のため刻印を探してみましょう。「〇〇k」「〇〇WG」「〇〇Pt」という刻印があれば貴金属となります。金・ホワイトゴールド・プラチナの意味です。
しかし金杯のようなものが出てくることもありますが、そのほとんどが24KGPと刻印があることが多いです。このKGPは残念ながらメッキです。メッキですから貴金属の価値はありません。
アクセサリー以外にも貴金属が使われているものとしては金歯というのもあります。笑い話みたいですが、実際に残されている人がいました。ただ金の純度としては低く10K、もしくは14K程度となるので、純金から比べると価格は安めです。それでも売ることはできます。
時計
時計も中古で人気のアイテムですが、特に腕時計が人気になります。これもブランド時計が中心ですね。スイスメイドの「ロレックス」や「オメガ」のようなものは古くても大丈夫です。故障品や破損していても売れる場合があるので捨てない方が良いでしょう。
日本製の時計はというとセイコーは人気があります。海外の高級時計ほどの価格にはならないにしてもゴミにはならないでしょう。遺品の中からも出てくることが多いですから要チェックです。
骨董品・美術品
掛け軸や水墨画・油絵や花瓶・伝統工芸品といったものも遺品に混ざっていることがあります。価値が分かりづらいもので、「古い」「汚れている」といった理由から処分されてしまうこともあります。しかしこういったものの中にも売れるものというのはあります。すべてではありませんが、”作家”や”銘”の分かるもの、希少性や人気が兼ね備わっていれば高価買取になるものがあります。しかし「何が高くなる」というのが、家電製品のように年式・グレードで分かるものでもありません。
仮に価値のあるものであっても、人気のブランドバッグのように売りに出せば右から左で売れていくアイテムではありませんから、希望の買取価格と業者の買取価格に差が出やすいものでもあります。業者としては長期在庫になる可能性のあるもの、値下げをしないと売れない可能性のあるものには希望価格の満額というのは難しいものがあるのが特徴です。
古道具
古道具というのは結構色々なものがありまして、お茶の道具や書道具。美術道具、香道の香炉などや、弓道の弓・矢・矢筒・ユガケ・矢、釣り道具・カメラなど様々なものがあります。
古いから売れないというわけでもなく、価値のあるものであれば中古品としては売れます。どんなものが価値があるのかと言えば、これも”作家性”や”銘”があるもので、希少性の高いものが値段がつきやすいです。そして古いものであればこれにプラスして状態というのも入ります。
いくら価値のあるものでも、状態が悪かったり、破損していたりするものは評価が下がります。
ミニカー・模型・ラジコンなどのホビー系
おもちゃ系も中古で人気の物で、特にミニカーや電車の模型やラジコンのようなものは中古でも売れます。箱がついていたり、生産された数が少ない希少なものであればきっと高くなるでしょう。ものによっては状態が悪くても値段がつくことがあるので、このジャンルのものはゴミ処分しない方が良さそうです。
どんなところで売れば良いのか
売れるものが見つかった後にどんなところに売れば良いのかですが、「遺品買取」詳しいところに依頼をするのも方法の一つです。一般的な家財処分や引っ越しの整理で出るものであればリサイクルショップに依頼をすればいいと思いますが、遺品整理は少し異なり、古いものが結構多いですから骨董など古物の知識を豊富に持っている遺品買取業者が強いです。
自分で売る方法
全てを遺品買取業者に依頼するばかりではなく、ご自身で売るということも可能です。メルカリやヤフオクといったアプリを使えば販売することが出来ます。きちんと売ることが出来れば業者に売るよりかはもちろん高くなります。小物系が出品には手間も少なく楽に発送も出来るのでお勧めです。
しかしあまり難しいジャンルの物(骨董や美術品・古道具など)を出品しようとすると、「商品の説明文が書けなない…」ということにもなりかねないので、自分でも説明できるような範囲のものであれば挑戦してみるのも良いでしょう。
業者に買取を依頼した方がよいもの
全てを自分で売ろうと思っても限界があります。例えば貴金属のようなものをメルカリやヤフオクで売るというのも手間もかかりすぎるのでお勧めできません。地金買取のショップに出すのがベターです。
ブランド品に関しても確実に「本物」と分かっていれば良いのですが、遺品で使われていた物の中にはコピー品が混ざっていることもあります。そしてスーパーコピーのものは素人では見分けがつかないものもあったりします。コピー品を(フリマアプリで)自分で売ってしまった場合には、クレームになった場合には自分で対処をしなければいけないので、そういったリスクを避けるのであれば、質屋系の買取店に依頼をするのも良いでしょう。質屋系の買取はブランドの鑑定にも強いですし、買取も力を入れていますから利幅も少なめで高値になることがあります。
骨とう品・古道具といった価値が分かりづらいものも業者買取が良いでしょう。売り方などにテクニックが無いと売れないジャンルでもあります。
切手や着物のような専門性の高いものも自分で売るには手間がかかると思います。
結論としては自分で売ることが出来る人は、小物系を中心に出品しやすいものを残し、「ちょっと手間だな」「よく分からない」ようなものは業者に買取を依頼をされるのが良いでしょう。
出張買取を利用する
家一軒分の中に何があって、何が売れるか分からないという場合には遺品の出張買取を依頼をするのも方法の一つです。古物に強い業者であれば、遺品の中から売れそうなものを見つけ出していきます。予想もしていなかったものが買取となるケースも多いです。価格がつかなくても無料引き取りしてくれる場合もあるので、荷物が減るだけで片付けの作業も進むメリットもあります。
東京・神奈川の遺品買取のご相談は「遺品整理エージェント」にお気軽にご相談ください。