遺品の指輪を売るときの注意点|価値を見極めるポイントと売却のコツ

はじめに|遺品整理で見つかった指輪、どうすればいい?

遺品整理をしていると、故人が身につけていた指輪やジュエリーが見つかることがあります。
「この指輪に価値はあるのだろうか」「金やプラチナなのか分からない」──
そんな疑問を持つ方は多いのではないでしょうか。

本記事では、遺品の指輪を売る前に確認しておきたい
貴金属の種類・純度の見分け方・刻印の読み方・売却のコツをわかりやすく解説します。
後悔しないためにも、売る前にぜひチェックしてください。

指輪を売却するときに知っておきたい基本

遺品の指輪を売却する場合は、まず相続人全員の同意を得てから行うのが原則です。
高価な金・プラチナ製の指輪は、数万円〜数十万円の価値になることもあり、
勝手に売却すると「私物化した」と誤解される恐れもあります。

合意を取った上で、以下の点を確認しましょう。

貴金属の種類を確認する

指輪に使われる主な貴金属は以下の3種類です。

  • 金(ゴールド)
  • プラチナ(白金)
  • シルバー(銀)

それぞれに特徴や価値の違いがあります。

金(ゴールド)

金は最も代表的な貴金属ですが、実は色や種類が複数あります。

イエローゴールド(YG)

金に「銀」と「銅」を混ぜた合金。
鮮やかな黄色が特徴で、最も一般的に見られるタイプです。

ホワイトゴールド(WG)

「白い金」と呼ばれますが、実際には金にニッケルやパラジウムを加えて白くした合金です。
表面にロジウムメッキが施されており、上品な輝きが特徴です。

ピンクゴールド(PG)

金に銅を多く混ぜることで淡いピンク色を出したもの。
硬度が高く、近年は婚約指輪などにも人気があります。

プラチナ(Pt)

プラチナは白く上品な輝きを持つ貴金属で、変色しにくく希少性も高い金属です。
ただし、純度によって価値が変わる点に注意が必要です。

  • Pt1000:純プラチナ(約99.5%)
  • Pt950:欧米で主流の高純度タイプ
  • Pt900:日本で一般的な硬度と扱いやすさのあるタイプ

純度が高いほど黒みを帯びやすく、硬度は下がります。

シルバー(SV)

シルバーは比較的安価ですが、純度が高いものは美しい輝きを放ちます。

  • SV1000:純銀(99%以上)
  • SV950 / SV925 / SV900:銀に銅を混ぜた合金

日本製の指輪ではSV925(スターリングシルバー)が最も一般的です。

純度を示す「刻印」を必ず確認

指輪の内側には、多くの場合「純度(品位)」を示す刻印が入っています。
これは売却時の査定において最も重要な情報です。

金の刻印例

  • 24K(K24):純金(99.9%)
  • 18K(K18):金75%+銀・銅25%
  • 14K / 10K:金の割合が低く、耐久性が高いが価値は下がる

プラチナの刻印例

  • Pt1000(純プラチナ)
  • Pt950 / Pt900(合金タイプ)

シルバーの刻印例

  • SV1000 / SV925 など

🔸 刻印がない場合は注意!
メッキ(金メッキ=GP刻印)である可能性があります。
「K18GP」「GP」「GEP」などの刻印は、金メッキ製品であり、
地金としての買取はできません。

刻印がない指輪はどうする?

刻印が消えていたり、古いデザインで見分けがつかない場合は、
X線検査機(蛍光X線分析器)で金属の成分を調べてもらう方法があります。

ただし、検査の際に指輪を一部削る場合もあるため、
事前に了承が必要です。
査定士に「非破壊検査ができるか」を確認しましょう。

地金として売るか、指輪として売るか?

遺品の指輪を売る際には、次の2つの方法があります。

① 地金(素材)として売る

指輪のデザイン性が古い・変形している場合は、
金属の純度と重さで査定される地金買取がおすすめです。
金相場が高騰している時期には、高値がつくこともあります。

📈 一般的な買取相場:
地金価格の75〜95%程度

② 指輪(製品)として売る

ブランドジュエリーやデザイン価値のある指輪は、
そのまま「製品」として売却した方が高くなる場合もあります。
宝石(ルース)が付いている場合は、その評価も加味されます。

💎 有名ブランド例
カルティエ/ティファニー/ブルガリ/シャネル など

このような場合、買取専門店やリユース業者の査定をおすすめします。

遺品の指輪を売る際の注意点

  1. 相続人全員の同意を得ること
     遺品は故人の遺産に含まれるため、勝手な売却はトラブルのもと。
  2. 複数業者に査定を依頼すること
     同じ指輪でも、業者によって数万円の差が出ることがあります。
  3. そのまま保管も検討する
     思い出として残したい場合は、リメイク(ペンダント加工など)も選択肢です。

遺品整理で指輪が見つかったら「買取+整理」を一括で

遺品整理中に貴金属が見つかった場合、
不用品回収業者ではなく買取可能な古物商許可業者に依頼するのがベストです。

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まとめ|価値を正しく見極めて大切に手放す

  • 指輪には金・プラチナ・シルバーなど複数の種類と純度がある
  • 刻印の有無で価値が大きく変わる
  • 相場を確認し、複数の業者で査定を比較
  • 遺品の場合は相続人の同意と供養も忘れずに

遺品の指輪を手放すことは、故人の思い出を整理する大切なステップです。
正しい知識と手順で、納得のいく形にしていきましょう。

遺品整理をしていると指輪が出てきたりすることがあると思いますが、どのようなものが価値があるかご存じですか?貴金属の売却について分かりやすくお教えいたします。

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2007年から遺品整理に携わり、15年以上の現場経験を持つ専門チームが監修。遺品整理士や清掃・不用品回収の知識を持つ監修者と共に、実際の現場経験をもとに正確でわかりやすい情報を発信しています。
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