遺産で受け継いだ空き家

遺産で受け継いだ空き家

最近は核家族化が進み、それぞれの家族で家を持つようになりました。そこで両親の持ち家である実家ですが、遺産として受け継ぐときには不要になるケースが増えてきました。

そしてその空き家をどうするのかが問題になります。

放置状態では家は傷むばかりです。売却や賃貸で貸し出しするなどの対処を考える必要があります。

空き家の処分や活用法

不要となる空き家を売却するというのも方法の一つです。

遺産の分割協議を行い、相続人すべてが納得すれば売却するのも良いでしょう。中古物件で売り出せるか、解体して更地にして売るかは家屋の状態にもよります。少しのリフォームで済むなら中古物件が良いですし、リフォーム代が非常にかかるようなら更地のほうが買い手もつきやすいでしょう。

かなり昔の家の作りというのは鴨居の高さが低い場合があります。180センチ以上の人であれば、至るところで頭をぶつけることがあります。こういう物件は中古としては不向きでしょう。あとは冷蔵庫や洗濯機を置く家電の設置場所が狭かったりします。冷蔵庫はスリムタイプは約60センチ幅ですが、フレンチタイプの観音開きのものはプラス20センチ以上はあります。洗濯機もドラム式であれば、以前の二層式タイプと比べると全くサイズが異なります。こうなると置けない場合もあるので、リフォームが必要になります。買い手からすればこういうところも気になるはずです。建物の状態を確認して中古物件か更地にすべきかは仲介業者に相談されることをおすすめいたします。

中古として売却する場合

仮に中古物件として売却するのであれば、時期はなるべく早めが良いでしょう。というのも人の住まない家というのは傷みも早いです。風通しもなく換気も無いので、湿度の調整も不充分です。換気出来ないことで、壁紙にカビがはえてしまうリスクもあります。もし家財道具がそのままの状態なら、タンスの後ろ側にはカビでびっしりとついていた事例が過去にありました。

また、水道も塩ビ管なら錆びもありませんが、鉄であれば錆びが起きます。一度錆びれば交換の工事となります。長期間空き家のままですと、こういう事態になることを気にかけておいたほうがよいです。

賃貸として貸し出しをする

空き家を売らずに賃貸として貸し出しするのも方法の一つです。ただ数十年は住んでるような家を何もせずに貸し出しというのは無理があります。壁紙やフローリング、キッチン、お風呂、トイレなどをチェックして、改装が必要であればリフォーム業者に見積もりを取るのが良いでしょう。あまり高額になるようなら、元手をとるまでに数年かかってしまいます。そして、そのリフォーム代金は先に用意しなければいけません。

貸し出しするには立地の確認もしたほうが良いです。例えば駅から10分圏内のような場所ならすぐ借り手は見つかるでしょう。しかし駅から離れるにつれて借り手の候補者は減ります。ただ、電車を利用せずに車で移動する人もいますから、駐車スペースのあるのは大事です。

魅力的な住まいであることが借り手の気持ちを大きく惹き付けることは間違いないです。

仲介業者の選び方

不動産を売却するのも貸し出しするのも仲介業者に依頼をする必要があります。そこでどのような業者に依頼すべきかでせすが、売却の場合であれば「住友、三井、野村」といった大手業者が有名です。物件を探している見込みの顧客の数が多いので、買い手が見つかりやすい傾向にあるかと思います。

賃貸物件の場合は売買とは異なります。地域性が重要ですから、その街の賃貸物件を紹介を専門的にやっているところがおすすめです。中には管理だけや売買だけといったところもあるからです。賃料については相場の値段を査定してもらい算出することになります。

空き家バンクの利用

空き家バンクというものがあり、そこに空き家を登録をして、買いたい・借りたい人を結びつけるマッチングをしています。自治体から依託を受けた非営利の団体による運営ですから、不動産業者に支払う仲介手数料を支払うことはありません。取り引きについての交渉もすべて自分たちで行う必要もあります。ただ売買に関してはトラブルになる可能性もあるので、仲介業者に登録をしてもらうことをしている地域もあります。

仲介業者とは違い積極的に物件を紹介されたりおすすめされるわけではありませんから、買い手や借り手を見つける力は少し弱いと思います。

空き家のまま管理する

誰にも売らずに誰にも貸さずにいるということもあるかと思います。自分も住んでいた実家であれば無くなるとなると惜しい気持ちも分かります。

しかし空き家のままで管理をするというのはそれなりに大変でもあります。家財道具を残した状態であれば、最低限として食物関連は速やかに処分したほうが良いです。たまに電気を止めてしまい、冷蔵庫に残った食物から悪臭を放つケースもございます。乾物などもねずみやゴキブリといった害虫が集まる温床になるので撤去すべきです。

そしてずっと窓を閉めたままというわけにはいきませんから、時おり訪れて換気をします。一軒家であれば庭の草木も伸びますから、定期的に草むしりも必要です。

住まいの定期的な空き家管理サービスというのも今はあります。基本的なサービスとして、「防犯対策」「換気、通風性」「雨漏りチェック」「外観チェック」「庭木チェック」「郵便物の整理」といったことをしてくれます。月々数千円の費用がかかります。

まとめ

売買や賃貸など、方法はさまざまにあります。相続人同士で協議したうえで空き家を上手に活用しましょう