遺品の宝石の売却方法と相続税について

遺品の宝石売却の仕方とそれにかかる税金

遺品整理をしていて宝石や貴金属類が出てくるというのはよくある話です。金は最近の相場では高値ですからわずかな量でも非常に高価な価格で買い取りしてくれます。それでは宝石はどのような扱いになるのでしょうか?宝石の売却についてご紹介していきます。

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人気の宝石

宝石買取の中でも評価の高い宝石とそうでないものがあります。評価が高いというのは人気であったり、石のクオリティということであったりします。人気の高いものとしてはダイヤモンド・ルビー・エメラルドが特に人気です。そしてカラット数などによって評価が変わります。

ダイヤモンドでは4Cという言葉を聞いたことあるかもしれませんが、カットされたダイヤモンドで「カラー」色「クラリティ」透明度「カラット」重さ「カット」研磨の頭文字をとっています。ダイヤモンドの品質を表すもので、それぞれの項目(Cごとにさらに細かく評価が分かれていきます。)

鑑定ができるところで査定

高価な宝石については鑑定ができる専門的なお店で査定をされることをお勧めいたします。それは一般的な買取店ではおおよその買取はできますが、カラット数やクラリティやカットや研磨のクオリティまで鑑定できるところが少ないからです。

買取の査定がルース(石)ではなく、指輪などの枠になる18金などの地金の買取の査定であれば一般的な買取店でも大丈夫です。

買取の価格に差があるの?

宝石だけで買取をしてもらえるというのは、本当に貴重なルースだと思ってください。小さなダイヤモンドではなかなか買取してもらうことはできません。ダイヤモンドは高いというイメージがあるかもしれませんが。それはカラット数も大きなダイヤです。メレダイヤのような小さなものは原価で言えば数百円~高くて2000円位のものでしかありません。数十万円~数百万円で購入したダイヤのクラスでないと高値で買い取りというのは現実的には難しいです。その買取の値段ですが、これも先ほど述べたようにルース買取の専門店とジュエリーやブランドの買取してるようなお店とでは買取の価格に差は出ますから、やはり専門店がおすすめです。なぜそのように買取に差が出るのかといえば、専門店はいわゆる元締めみたいなところで、街で買取をしているお店は仲買人のようなポジションです。仲買人が元締めのところに商品を卸すようなイメージと言えば分りやすいかもしれません。

どういったところに専門店があるのか?

分かりやすい場所でいうと、東京の御徒町近辺は貴金属やルースの販売を販売している卸問屋が集まっている地域です。この地域には宝石を専門としているお店ももちろんあります。そして問屋街ばかりにしかないわけではありません。御徒町に本店があるお店で、ほかのエリアに支店を出していることはあります。ネット検索でそれは調べることは可能かと思います。

遺品で出てきた宝石を売却した時の税金

遺品の中から出てきたものは自分の私物ではありません。あくまで遺産の一部になります。ですので、相続人の許可なく勝手に売ることはしないほうがトラブルを避けるためにもしないほうが良いでしょう。分割協議書のようなものを作成してから売却したほうがスマートです。そしてその税金ですが、これは遺産の一部なので相続税に含まれるかと思います。相続税自体が3000万円までと相続人が一人頭600万円の控除があります。ですので、家や車や宝石を売って、控除の範囲内なら相続税は課税されませんが、それを超える場合は課税となります。詳しくは税理士さんに相談されることをお勧めいたします。

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